イノユリ
読書記録「選ばれるプロフェッショナル 〜クライアントが本当に求めていること〜」
2025年12月16日
要約を生成中...
ジェリー学長のウェビナーでご紹介のあった「選ばれるプロフェッショナル 〜クライアントが本当に求めていること〜」を読みました。
この本では、クライアントから信頼される真のプロフェッショナルが持つべき7つの資質が示されています。読み進める中で、「これはまさに、これから自分が目指したいWebデザイナー像だ!」と感じました。
そこで、今回は、自分なりにWebデザイナーという仕事にどう活かせるかを整理してみました。
① 無私と自立
「自分の表現」より「クライアントの成功」
トレンドや自分の好みを押し付けない
「それは本当に目的やゴールに合っているか?課題解決になっているか?」と常に自問する
言われたことだけをこなす“作業者”にならない
デザインは自己表現ではなく、課題解決の手段。その前提を忘れない姿勢が、信頼に繋がると感じました。
② 共感力
課題の“真意”を理解する力
ヒアリングで「なぜ?」を3回掘る
クライアントを「企業」ではなく「人」として捉え、興味を持って向き合う
打ち合わせでは、話す以上にクライアントの話を「聞く・聴く」
表に出ている要望の奥にある本当の悩みや背景を理解できてこそ、意味のある提案ができる。共感力は、すべてのスタート地点だと思います。
③ ディープ・ジェネラリスト
“広く浅く”ではなく“広く深く”
デザイン × その他の専門知識(事業理解 、 マーケティング 、フロントエンジニアリングなど)
自分を驕らず、学び続ける姿勢を持つ
一つの専門に閉じず、多角的な視点を行き来できることが、デザイナーの価値を高める。「ビジネスの会話ができるデザイナー」でありたいと、改めて思いました。
④ 統合力
バラバラな要素を“一つの体験”にまとめる力
課題理解 → 企画 → 情報設計 → デザイン表現までを一貫して行う
どのタッチポイントでも一貫性のあるブランド体験をつくる
部分最適ではなく、全体最適。Webデザインも「点」ではなく「体験」として設計する力が求められていると感じました。
⑤ 判断力
「正解がない」中で決める力
感覚ではなく、根拠で判断する(例:ペルソナに基づく設計)
「なぜこのデザインなのか?」を言語化する
クライアントも常に答えを持っているわけではない。クライアントが迷ったときに判断軸を示せるデザイナーは、きっと頼もしいビジネスパートナー!
⑥ 信念
ブレない“軸”を持つ
自分らしさ、夢や目標を言語化する
都合の良い「何でも屋」にならない
軸や信念に合わない案件を断る勇気を持つ
信念があるからこそ、言葉にも提案にも一貫性が生まれる。フリーランスとして長く続けるために欠かせない要素だと感じました。
⑦ 誠実さ
一番の基礎で、一番の強み
できないことは、できないと正直に伝える
見積・スケジュール・説明を丁寧に行う
こまめな進捗共有で、クライアントを不安にさせない
信頼は誠実さの積み重ねでしか生まれない。この姿勢こそ、クライアントと長期的な関係を築く鍵だと思いました。
これら7つの資質を備えたWebデザイナーとは...
“きれいなデザインを作る人”ではなく、
クライアントの事業を理解し、
迷いを整理し、
決断を支える
ビジネスパートナーなのではないか、と考えました。
この本を通して、自分がどんなプロフェッショナルでありたいかを、改めて言語化できました!
